School as a Family Community
Stanstead College はモントリオールから車で南へ約1時間半、アメリカのボーダーに面した町にあるアットホームな雰囲気が特徴の College です。全校生徒240人という小さな学校では、構内の道行く生徒全員がまさしく「同じ釜の飯を食べ」、共同生活を送る家族なのです。この小さなコミュニティで暮らしているのは生徒だけではありません。School Principal （学校長）や Faculties （教師）の多くが生徒と同じように構内に住んでおり、日本の部活動のように、すべての教師がAthletics （運動部のクラブ活動）や Club Activities (文化部のクラブ活動）いずれかを指導しています。
Stanstead College のお勧めは何といっても、「Family Community」と呼ぶのにふさわしい、徹底したサポートです。入学と同時に 生徒6人に対して学校の教師が1人の割合で Adviser が割り当てられる決まりになっています。Adviser は週に1度 と生徒を自分の教室に集めて、日々の生活、学業の進み具合、クラブ活動についてのカウンセリングを行います。教師と生徒のコミュニケーションの場はそれだけではありません。昼食では全校生徒がダイニングホールに集まり、各自振り分けられた席で昼食を食べ、その日の出来事について雑談を交わします。この昼食の席では学年の垣根を越えて、様々な生徒と触れ合える工夫がなされています。またこの席も1年間を通して固定されているわけではなく、5週間に一度席替えが行われ、新しいメンバーとのふれあいが待っています。
また、非常に治安のよい小さな田舎町(Stanstead)に位置するこの学校は地域コミュニティとの親交も盛んで、Hockey Team の試合や年に一度の Science Fair (自由研究の発表) では、多くの地域住民が学校を訪れます。また、生徒も地域の活動に積極的に参加しており、クラブ活動では、Nursing Home や 動物保護施設のボランティアや近くの小学校に訪問して勉強を教える Tutoring Club なども行っています。
ケベック州内に位置するこの学校では、第二外国語としてフランス語の教育に力を入れており、Junior (Grade 7-8) の生徒のフランス語習得は、原則として義務付けられています。また、アメリカ国境に近いことから、多くのアメリカからの生徒が毎日国境を越えて登校してくるという、日本では考えもつかない状況があるのも特徴で、カナダでは唯一のNew England Association of Schools and Collegesと呼ばれるアメリカの私立高校の認証団体に加盟しており、アメリカの大学入試についての専門的な知識を備えたカウンセラーが常駐しています。
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